みなさんこんにちは。今回はトルコの新聞社の記事から気になったものをピックアップして紹介していきます。

最近はブラウザの翻訳機能が進化しており、トルコ語の記事が読みやすくて助かります。。。
今回紹介する記事
「IMF、トルコの2026年インフレ予測を発表」 掲載紙:Bigpara(Hürriyet系列) 掲載日:2026年4月14日 🔗 URL:https://bigpara.hurriyet.com.tr/haberler/ekonomi-haberleri/imf-turkiyenin-2026-enflasyon-tahminini-duyurdu_ID100700243/
記事の要約とポイント
IMF(国際通貨基金)は4月版「世界経済見通し(World Economic Outlook)」を発表した。報告書では、2月末に勃発した中東戦争の影響により、世界経済が再び軌道を外れる脅威に直面しているとしている。
トルコ経済に関する主なポイント:
IMFはトルコ経済が2026年に3.4%、2027年に3.5%成長すると予測した。これはIMFが1月に示した予測(2026年:4.2%、2027年:4.1%)から大幅な下方修正となる。
また報告書では、トルコの2026年末インフレ率は28.6%、2027年は21.4%になると予測され、失業率は2026年に8.3%、2027年に8.7%になると見込まれている。
世界経済に関するポイント:
世界経済成長率は2025年の3.4%から2026年には3.1%へと鈍化し、2027年は3.2%になると予測されている。中東紛争がなければ、世界経済成長率は上方修正されていたとも指摘されている。
イランは今年6.1%の経済縮小が見込まれており、中東の産油国も大きな影響を受けている。
所感
① 成長率の下方修正
1月予測(4.2%)から3.4%への修正は、約0.8ポイントという大幅なものです。主因は中東の新たな地政学リスクですが、トルコ経済固有の構造的問題——高インフレ、経常赤字、金融引き締め政策の継続——も成長の重しとなっています。3.4%という数字は成長ゼロではありませんが、トルコの潜在成長率(概ね4〜5%と言われています)を下回っており、経済の低迷が心配です。
② インフレ率28.6%
2026年末に28.6%というIMFの予測は、トルコ中央銀行が取り組んできた正統的な金融政策(利上げによるインフレ抑制)がまだ道半ばであることを示しています。2027年の21.4%への低下予測は改善の方向性を示しますが、依然として先進国・新興国比で高水準です。一方で、インフレ率が下落傾向にあることも間違いないので、スワップ投資家は落ち着いて将来に向けた種まきをしていくべきと考えます。2027年でもまだインフレ率が21.4%もあるということですが、トルコ中央銀行はおそらく今後も正統派経済対策を継続すると思われるので、2027年になっても20%以上の政策金利が維持されると推測できます。

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